先月は「免疫力と薬の関係」についてお話ししましたが、
今月は「免疫力とストレスの関係」について考えて見ましょう。


私は以前から、人の体を扱いながらココロの部分が気になって仕方ありませんでした。
どうしても心と体は別々に考えられない・・・・
体が心に及ぼすもの、そして逆に心が体に及ぼすものはすごく大きいんですね。


わたしは、「ストレスなんてないわ〜」という方もたまにいらっしゃいますが、
人間の意識はほとんどが無意識の部分に覆われています。

自分では気付かない部分でストレスを感じているということです。
では、このストレスが皆さんの体にどんな影響を与えているのでしょうか?


ストレスがまず最初に作用するのは、自律神経です。

自律神経は無意識のうちに働いてくれ、
内臓や血液、汗や呼吸、消化、代謝など
手っ取り早く言うと私たちのカラダを構成する60兆個の
細胞すべての調整をしてくれています。



自律神経には交感神経と副交換神経があり、この二つはクルマに例えると
アクセルとブレーキの関係なので、片方が活動を促し片方が抑制するというように
うまくバランスをとってくれているのですが、このバランスがくずれると
体に不調をきたし、自律神経失調症などといわれます。

その前に交感神経と副交換神経ってなに!?と思われる人も多いので
その説明をしましょう。

簡単にいうと交感神経は活動モード、副交感神経はお休みモードの神経です。
ひどく緊張したりして心臓がバクバクするときは交感神経、おいしいものを食べて
ねむ〜いなんてときは副交感神経が優位になっている状態です。

<交感神経の働き>

心臓の働きを活発にする
胃腸の働きを抑える 
血管を収縮させる
血圧を上げる 
<副交感神経の働き>                  suimin-02.png

心臓の働きを抑える
胃腸の働きを活発にする                 
血管を広げ血流を促す
血圧を下げる



肉体的ストレスや精神的ストレスがかかると、このバランスが交感神経優位に傾きます。
すると、手足が冷たくて眠れなかったり、胃腸の働きが悪かったり、
血圧が高かったりして、体がゆっくり休む事が出来なくなります。

この状態がずっと続くと白血球のバランスをくずし、
体内の免疫力を低下させることになります。


病気といわれるものが発症するほとんどのベースは、
ストレスからくるものだと言われています。

前回でもお話したように、薬を使って一時的に症状を抑えることができても、
ストレスを取り除かない限り、根本からの治癒は難しいし、強い薬の成分自体が
体にストレスをかけることになるんですね。



自分は、交感神経が優位かもしれないと感じる人は、
なるべくリラックスできる環境を作ることです。

ちなみに皆さんが施術を受けているとき眠くなったり、
気持ちいいとか感じる方が多いと思いますが
このときまさに、副交感神経がばっちり働いてくれているんですね。


免疫力は=生命力と言われるくらい大切な力です。
次回はこの免疫システムについてもう少し詳しくお話ししたいと思います。